読書

『新世界より』を読んだ。

新世界より (上)作者: 貴志祐介出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/01/24メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 445回この商品を含むブログ (254件) を見るアニメやってるべ。まぁ観てる。本作が話題になっている頃はスルーしてしまっていたのだが、これは…

『小松左京 大震災'95』を読んだ。

『小松左京 大震災'95』(参照)を読んだ。2011年3月に始まった震災の影響、瀬名秀明さんの紹介もあってか、古本の価格が高騰してたが、これによってそれも収まるであろうか。また、より多くの人の手にこの本が届くことになるのは明らかであって、まったく素…

『情報の呼吸法』を読んだ。

本当は読むつもり、あんまり、うーん、読んだ。装丁が素晴らしいというか、どっかで似たようなの手にしたことあるんだけど忘れた。朝日出版社のなんちゃらいうシリーズの第一号なのかな。側に第二号が置いてあった。ソチラは緑色だった。『情報の呼吸法』は…

『一般意志2.0』を読んだ。

東浩紀さんの『一般意志2.0』をサックリと読んだ。100年後に読まれればいい本みたいなことを仰っていたのが印象的だったが、どうかな。本書の前半と後半でトーンが変わって読めたというか、後半があまり面白くなくなった。というか、前半で風呂敷を広げて夢…

文学フリマ13回の読んだ聴いた感想

文学フリマ13回へ出掛けた(20111103)から。タイトル変更してここにまとめることにした。どれも面白かった。読んだ順に書いてってる。 「エレベーター・ボーイ」クラブ・スレイラ 佐藤真二 短編SFということで、世界観の曖昧さはよい意味で気楽だった。 水…

『25時のバカンス 市川春子作品集(2)』を読んだ

『25時のバカンス 市川春子作品集(2)』(参照)を読んだ。ネタバレ、含みますか。雑誌掲載時と単行本で作品の構成が変わってるってか、描き足しみたいなのが多い。物語の見通しはよくなっている。一方で、掲載時の読みに慣れているとちょっとビクッとする…

『ローマの歴史』を読んだ

『ローマの歴史』(参照)を読んだ。中公文庫で1冊になっているやつ。とある日記記事で紹介というか、参照されているのを読んで、面白そうだと思ったんだ。ジャーナリストだというモンタネッリ氏が書いたという。Amazon さんのレビューで☆3だった評には、こ…

『ごく平凡な記憶力の私が1年で全米記憶力チャンピオンになれた理由』を読んだ。

『ごく平凡な記憶力の私が1年で全米記憶力チャンピオンになれた理由』(参照)を読んだ。タイトルが長いので胡散臭く思われたが、面白かった。そもそも、「記憶の宮殿」の章が面白いというツイートをみて読むことにした。古代の記憶術に纏わる話題は、木田元…

『昭和16年夏の敗戦』を読んだ。

先日読んだ『思想地図β』Vol.2(読書)の影響を受けてか、いや、Twitterでチョロリと話題になっていたのもあったので『昭和16年夏の敗戦』(参照)を読んだ。文庫化の経緯がよく分からん。いや、面白かった。さては、あるいは、もっと詳しいものや有意みたい…

『サマー/タイム/トラベラー』(1)(2)を読んだ。

『サマー/タイム/トラベラー』(1)(2)を読んだ。2巻で1つの作品だったのか。テキトーに2冊を手に取ってきてよかった。というわけで、新城カズマ先生の作品をはじめて読みました。6年前の作品です。作品の要には触れます。タイトルのスラッシュが分から…

『思想地図β vol.2 』を読む。

『思想地図β vol.2 』(参照)を読みました。 元々は興味がなかったのだけれど『3.11の未来』を読んだばかり(参照)というのと、はて東浩紀氏は「未来」について何を考えたのかしらという問いが、まぁ結ばれたので読んでみました。まぁ、未来について述べて…

『3.11の未来 日本・SF・想像力』を読む

『3.11の未来 日本・SF・想像力』(参照)を読んだ。 訂正(2011.9.4) この本のタイトルの一部「想像力」ではなくて「創造力」でした。塩っぱい。私の文章の末尾で「想像力」と勘違いしたまま引用してアホ丸出しになっている箇所があるけど、まぁ、そのまま…

「哲学実技」のすすめ―そして誰もいなくなった…

『「哲学実技」のすすめ―そして誰もいなくなった』(参照)を読む。中島義道というのは、名前は知っていたのだ。読んだことはなかった。カント本を数えきれないくらい、というと大げさか沢山出しているのは知っていた。読んだことはなかった。 いや、この本…

「省察」

デカルトの「省察」を読み返している。読み返しているといっても、お前そもそも理解できてないやん。うん、そうだ。 ところで、デカルトを端にして大陸合理論というのが云々みたいな説明があったような気がする。イギリス経験論というのが対比される形があっ…